2023年、令和5年。
今年は国内も、そして世界のあちこちでも、たくさんのものが揺れ動き、多くの人が不安を抱えた年であったように思う。紛争地で冬を越さなければならない人々のことを考えると心が痛む。
内科医・産業医@東京都です。アラ還の昭和女子で、わりと文具好き。医学論文紹介とかしていきたい・・はずですが、ほとんど雑談かアート・舞台鑑賞の感想など。認知症予防のための忘備録というか。気まぐれ更新のブログです。 お知らせ用HP: https://www.masuko.page/ ※当サイトの記事の一部に、PRが含まれている場合があります
2023年、令和5年。
今年は国内も、そして世界のあちこちでも、たくさんのものが揺れ動き、多くの人が不安を抱えた年であったように思う。紛争地で冬を越さなければならない人々のことを考えると心が痛む。
Appleの初売り情報およびあれこれのオススメ記事などを見て、
よしApple WatchSEを買おう!!!
と決意してから数日。
最終日に、駆け込みで支援した。
何度もニュースなどで取り上げられていた、かはく(国立科学博物館)のクラウドファンディング。
最初に聞いたときから、これは支援しなければ!!!!!と思っていたのだが、当初の目標が達成されたと聞いてからなんとなく「まだいいか・・・」と後延ばしに。なんだかんだで遅くなってしまったのである。が、今日の23時でクラファン終了ということでさすがに動き、
無事、支援完了👍
このところいろいろ重なってめちゃくちゃ忙しかった。
週末、なんとか少し一息ついたのだが(とか言いながらコロナワクチン7回目を接種しに行ったりしていたが)、
先日、産業医の衛生講話で「アサーション」についてのお話をしたので、その時に作ったハンドアウトから抜粋して、ちょっとしたキースライド(?)的なものを作ってみた。
ふと思い立って、HISのオンラインツアーのアーカイブ動画、「アーカイブ配信中!モロッコ満喫!マラケシュ街ぶらツアー」を見た。
先日、外勤先の看護師Kさんが、
「コロナにかかってから、コレステロール値が高くなった人が多くないですか?」
とおっしゃったので、そういう内容の報告があるかちょっと検索してみた。
そこでピックアップした論文の一つが、これ。
もうこの数年、データの保存はクラウド、持ち運びはUSBメモリになっているので、DVDとかCD-Rは自分ではほとんど使っていない。
ではあるが、
この連休、懸案事項となっていた古いMac(処分の機会を逃したのが数機手元にあり・・なんとMacBookだけでなくPowerBookもあり…汗)を処分しようと思い立ち、
そこに入っているであろう昔の動画データ(Macで編集したので他のPCでは読めないんじゃないかと危惧し、それでMacを処分できずにいた)をなんとか救出し、DVDかCD-Rに焼き直そう、と考えたのである。
てか前から考えてはいたんだから、だらだらしとらんで早くやればよいのに>自分
医師会でお世話になっているM先生にお声かけいただき、梅毒の勉強会に参加させていただいた。
講師は、都内で性感染症診療と言えば名前があがるクリニックで、第一線で活躍されている先生。
症例の写真から最先端の研究内容まで、コンパクトにご講演いただき、大変勉強になった。
以前、手芸をしようと思い立ち、簡単な刺繍を始めたところ結構楽しくて、
道具も少しずつ揃え、さあこれから・・・と思っていたらなんと腱鞘炎になってしまい(涙)、
同僚の整形外科のM先生に注射してもらってなんとか治まった、
ということがあった。
以後、自分を手芸禁止にしていた。
悲しい。
しかし、痛みが遠ざかってしばらく経ち、最近なんとなくまた
「手芸を楽しもう」
という気分になっていたところ、
このたびのAmazonプライムデーで、不肖私もお買い物をしたのである。
とは言っても、欲しいものはあれこれあれど、物欲のおもむくままにほいほい買っていたら、円安と物価上昇の折、生活が厳しくなるので(すでに厳しいが・・)、
耐えがたきを耐え、忍び難きを忍び、結局、いつも使っている日用品のまとめ買いということになったのである。
それは良いとして。
少し前にSNSで、スマートトラッカー・TILEのアウトレット、「鬼滅の刃」バージョンが話題になった(?)ことがあった。
(※スマートトラッカーとは、かばんとか鍵とかにつけておくと、それの位置を、GPSとかbluetoothによる通信機能を使ってスマホやパソコンで追跡できるという、置き忘れ防止用のタグである)
私はその頃外部研修中であったが、盛り上がりの中でどんどん売れて在庫がなくなっていくのを見て、ちょっと(どのキャラのを買うかで)迷った末に思わずポチったのだった。
SARS-CoV2による感染症COVID-19が、さまざまな神経症状、さらには「ブレイン・フォグ」と言われるような認知機能の障害を起こすことは、今では広く知られている。
そんな中、今日、ネットでどなたかが紹介していた総説があったのでざっと一読。
「高層階で急性疾患が発症すると、そうでない場所で発生した場合に比べて死亡率が高い」
というような話を聞くことがある。
2016年2月3日 あなたの健康百科 by メディカルトリビューン 高層階の住人に多い心臓停止死、25階以上は生存率ゼロ[yomiDr 読売新聞]
まあそういうこともあるだろうな・・と思っていたところ、
たまたま総説を見つけたので読んでみた。
Ming Xuan Han et al.
Cardiac Arrest Occurring in High-Rise Buildings: A Scoping Review
J Clin Med. 2021;10(20):4684. doi: 10.3390/jcm10204684
Cardiac Arrest Occurring in High-Rise Buildings: A Scoping Review
「高層階(病院外)」「心停止」などのキーワードを元に、過去の医学文献を検索した解析である。さまざまな条件にょって、最終的に解析対象になったのは23文献。
その文献のほとんどは北米大陸のもので、一部が東アジア(特に韓国)と欧州から。
ふむふむ、と読んでみたところ、
高層階では
「居合わせる人」(bystander)がいなかったり、AEDが使用しにくかったり、
救急チーム(Emergency Medical Services)の到着が遅れたり
十分は心肺蘇生が迅速に提供できなかったり
・・などの理由から、
やはり自発呼吸への復帰や、
生存しての退院、神経学的に良好な状態での生存、などの指標に対して、
高層階で低くなるという報告が多くみられた。
まあそうかもしれないですよね・・・
と思ったのだが、よく見ると、
「高層階」(high-rise buildings/settings)というのが、
想像していた、いわゆる高層ビルディング
・・・ではなくて、
「3階以上」
とか
あるいは
「ground floor (1階)とそれより上との比較」
とかであったりしたのである。
つまり、
少しでも階段だのエレベーターだのを使って上に行く場合、リスクが高くなるということであるようだ。
(ちなみに、地下も比べていた論文があったが、地下でも生存率は低下するようだ)
著者らは、このような状況を改善するために、高層階での救急医療に関わる人やシステムに対して、
1. 緊急事態時のエレベーターの優先利用
2. 治療機会を逃さず、その場で可能な最大限の治療を行う
3. 一般の方への初期救急処置の啓発
4. 建築物について、「エネルギー効率評価」と同じような「健康に関わる評価」を行う
5. 高層階独自の病院外医療に関するデータ集積
などを提案している。
ぜひ高層階の関係者の方々、ご検討をお願いします。
いや、東京スカイツリーとか東京タワーとか渋谷スカイとかに行って倒れないようにしないと・・(極端な例
映画「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」を観た。
言わずと知れた、ベネディクト・カンバーバッチ様主演の、アカデミー賞を始め数々の賞を受賞した2014年の作品である。
新国立劇場バレエ団、「シェイクスピア・ダブルビル」を観て来た。
この公演、期間がゴールデンウィークに当たるため当初なかなか予定が立たず、
チケットに選択肢があまりなくなってしまってからB席を買ったのであったが、
英国史には詳しくないが、メアリ・スチュアートに少し興味を持っている。
エリザベス1世との争いに敗れて幽閉され、結局斬首された「女王」。
先日、そのメアリが獄中で書いた書簡の暗号が解読されたらしい、という記事を読んだ。
このたび横浜方面(いわゆる港ヨコハマではなく、横浜市内という意味)に仕事に行く機会があったのだが、その時の昼食になんと!!!
崎陽軒のシウマイ弁当✨をいただきました!
ありがとうございます!!
「認知症と脳卒中は同時に予防できる」という本が最近発売された。
サブタイトルに「介護にならない最強マニュアル」とある。
どんな本かな、と興味を持っていたところ、著者の内山先生から献本いただきました。
ありがとうございます。
銀座三越の「アートアクアリウム」にて、春を味わってきた。
アートアクアリウムは、「金魚鑑賞」という文化を、花や音楽、そして「場」の空気や香りなどを含めた「和の伝統」の中に置き、かつ最先端のアートやテクノロジーを織り交ぜて、会場全体を五感を使って楽しめる展示となっている。現在は銀座三越の中に常設され、水族館のような美術館のような、不思議な空間である。
リハビリ関連で、「タオルギャザー」について、何か患者様説明用の良さげな動画はないかと思い、
ちょっと調べてみたが、なんとなくどれも商業っぽすぎたり説明が簡単すぎたりと、ピンとくるものがなく・・・(そのうち自分で作ろうかとすら)
※ちなみに「タオルギャザー」とは、
仕事が終わってから、夜開かれる研修会に駆けつける。
途中、たまに行くカフェで軽く夕食をとろうと思っていたら、なんとその店が閉店(というか改修中?)でやっておらず・・でも時間がなく、
どうしようかと思って見渡したらマクドナルドがあったので、久々のマックごはんとなった。
新井薬師に行ったときの記事で、後水尾天皇の中宮、東福門院和子について少し書いた折、
東福門院って、人生に気苦労が多かったと聞くけど、どんなだったのかなぁ・・
と思って、
宮尾登美子著「東福門院和子の涙」(講談社文庫)を読んでみた。
産業医関連の講演会に参加し、歯科衛生士の方から「かみかみゴクゴク体操」というのを教わった。
ハミガキなどで良く知られたライオン株式会社による、(公財)ライオン歯科衛生研究所のホームページに紹介されているものだ。
全日空の訓練施設、ANA Blue Baseの見学に行ってきた。
いやもう、コロナ禍でここ数年飛行機にまったく乗れていないわけなので、「東京モノレールに乗って天空橋に降りる」というところだけで大興奮である。(単純)
浜松町にあるレバノン料理店ビブロスに行ってきた。
浜松町駅から金杉橋の方に歩いて、ちょっと入った路地にあるこじんまりしたお店。以前はテイクアウトのお店だったとのことだが、昨年からイートイン開始。
難聴や補聴器についての耳鼻科の先生のミニ講義を聞き、大変勉強になった。
難聴には
伝音性難聴(外耳~中耳の音の伝わりが悪い)
感音性難聴(内耳~聴神経~脳が悪い)
混合性難聴(上記の混合)
などがあり、
最近、帯状疱疹ワクチンの接種を希望して外来に来られる方が増えている印象である。
帯状疱疹を予防するワクチンには、弱毒生ワクチンと組み換えサブユニットワクチンがある。このうち生ワクチンは、なんらかの免疫不全状態にあったり、免疫を抑制する治療を受けていたりする方には使用できないが、組み換えサブユニットワクチンはそのような方にも接種することができる。
しかし、
免疫抑制の状態にある方が予防接種を受けたら、もともとの病気がワクチンの影響を受けて悪くなるのでは?
・・・という疑問を検討した論文があったのでざっと読んでみた。
…って去年も文具女子博行ってさんざんノート買ったりオーダーしたりしたのでは?
と他人からも自分からもツッコミが入ることはわかっているのである。はい、さんざんノート買いました…すみません(なぜか謝る)
今日は論文に関わる判定業務を二つ行った。
一つはaccept(受理)とし、他方はreject(掲載拒否)をrecommendした。
いずれも、インパクトファクターがそれなりにあるjournalの仕事であったので、最後に「ポチっ」と判定を確定する時には、(小心者で繊細な私は)(←異議は認めません)少しだけ緊張した。