2023年12月27日水曜日

「ミクロ・マクロの前に 今さら聞けない 行動経済学の超基本」

少し前にナッジと行動経済学の話を聞く機会があり、興味を持ったのでもう少し学んでみようかと、

とりあえず初学者向けだというこの本、

橋本之克 著「ミクロ・マクロの前に 今さら聞けない 行動経済学の超基本 <ビジュアル版>」(朝日新聞出版)

を読んでみた。

「ビジュアル版」とついている通り、全編がイラスト入りで、まさに初学者向け。
主に用語の説明といった感じの体裁になっている。

ハロー効果とか、ダニング・クルーガー効果など、最近よく聞く行動経済学の言葉を説明しながら、その実例がイラストで表現されている。

"経済を動かしているのは「人の感情"(序章より)

行動経済学の基礎的な理論について体系的に学ぶにはちょっと断片的すぎるように感じたが、それでも、挙げられている実例が身近なものばかりであるだけに、日頃の自分の行動を思い出してはぐさっ・・とくるのであった。

うううう・・私まさにそうやって買ってますぅ・・・という感じである。


例えば「損失回避」というキーワード。

「損失回避」とは、”同じだけの損と得があったときに、損する悲しみが得による喜びより大きいことから無意識に損を避ける心理”と説明されているのだが、

その実例が、

「無料だからお得」って本当?

という一章になっているのだ。例として、

駐車場無料のための買い物は得か

とか

2着買ったら全体の会計から20%オフは得なのか

という説明がついており、(ああ・・もうぐさっぐさっ😥)

まとめとして、

「無料サービス」や「割引」を受けられる可能性があると知ると、それ以外のことが見えなくなります。本来は、最終的にいくら支払うことになり、その結果何が得られるのかを考えるべきです”(以上引用)


・・・・・・


ああああああっ!!



す、すみません私ですっ!!!


という感じで、なるほど&反省の連続という感じではあった。

逆に、売る側はこれだけのしかけを作って販促しているんだなあというのもわかり、今後は騙されないようにしようと心に誓った。(と言いながら買いますけどね、ハイ←反省してない)


ただ、最初に書いたように、理論について学びたいときにはこの本ではちょっと足りない。他の文献にも当たってみようと思う。






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