2023年6月14日水曜日

JOCSのタンザニア・スタディツアー

 最近送られてきた郵便の中に、JOCS(日本キリスト教海外医療協力会)からの、6年ぶりのスタディツアーの案内があった。

JOCSは歴史のある国際協力NGOで、海外に医療協力者(ワーカー)を派遣したり、いわゆる途上国で保健医療の仕事を目指す人に奨学金を支給したりする活動を、長年行っている団体である。"ワーカー"になるにはクリスチャンでかつ医療従事者であることが求められるが、それ以外のボランティア活動などには誰でも参加できる。

特に「使用済み切手運動」は有名で、全国の個人や学校、団体、企業などから使用済みの切手やはがき、コインなどが送られてきていて、これがJOCSの活動の重要な資金源となっている。(コロナ化でしばらく切手受付が休止されていたけれど、現在は再開されているので、お手元にある方はどうぞお送りください。私もそろそろ送ろうかと)。

そんな中で、


これもやはりコロナ禍のために休止されていた、現地視察のスタディツアー。

今回は、JOCSワーカーとして派遣されている雨宮助産師が活動している、タンザニア・タボラ州の「聖ヨハネ・パウロ2世病院」などの医療施設を見学。現地の医療事情や生活の様子を知り、また現地の人との交流も企画されているとのこと。

【スタディツアー開催決定!】 「“五感で学ぶ” タボラ州の保健医療と地域の魅力」(JOCSホームページ)

私はタンザニアはもちろんアフリカ大陸には行ったことはないのであるが、以前、ミャンマーでの医療事情について少しではあるが見学の機会を持てたことがあり、

現地で、まさに医療が提供されている現場を目の当たりにするというのは、特に新興国の場合、バーチャルでは得られない経験であると感じたことがある。

現地の空気感、気温や湿度、食や衛生、そしてそこから予想される医療上の課題など、

実際に時間を共有して見ることは、それだけで濃密な情報を我々にインプットしてくれるし、

また現地で勤務している医療従事者、つまり同業者との会話は、医療や健康を守ろうとする者同士の不思議な連帯感のようなものも感じすらする。


とは言っても、今回私はこのタンザニア・ツアーには行かれないけれども、


先日、同年代の管理栄養士M先生が、

「近いうちに海外に勉強に行きたい」

とおっしゃっていたのを聞き、


ふと、私もそう言えば以前は確かにそう考えていたなあ

(アラ還だからと言ってもう自分は勉強できないとどうして思い込んでいたろう?)

と思ったりしたので、


いつか状況が落ち着いたら、私ももう少し広い世界に目を向ける活動を再開していけたら、と思う今日この頃である。


上記のスタディツアー、基本的には、将来JOCSのワーカーになることや、国際保健医療分野で働くことを希望する医療従事者向けのツアーですが、興味のある方はぜひお問い合わせ下さい。









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