同僚の看護師Aさんは愛媛県のご出身だそうで、
先日、柑橘類をおすそ分けして下さった。
愛媛出身と伺ったとき、思わず
「えひめ!? あ、あの、水道の蛇口からポ○ジュースが出るという愛媛ですかッ⁈」
とお尋ねしてしまった私(後で確認したところでは、某消化器内科のY先生も同じことを聞いたとか聞かなかったとか)であるが、
さすが、その問いは問われ慣れているのかAさんは、間髪を入れずに
「そうです🍊」
と即答して下さった。恐るべし愛媛県。ホントか。
さて、Aさんの故郷から送られてきたというその果物は、結構大きな、黄色い柑橘類である。
「かわちばんかんといいます。」
か…かわ…???
河内晩柑、である。
「和製グレープフルーツとも言われてます」
だそうだ。知らなかったです。すみません。
・・・ていうか、後でググったら「美生柑(みしょうかん)」と同じものらしいですね。そっちの名前の方が私はなじみがある気がします。地域によって呼び名が違うということかな。
じゃじゃん。
大きい。ほんとに見た目、グレープフルーツみたいだ。きっと、「柑橘類かるた」とか「柑橘類本物あてクイズ」とかあったらグレープフルーツと間違えるぞ私。ていうかお正月の「芸能人格付けチェック」で柑橘類コーナーを作ったらどうか。きっとみんなわかるまい。
・・・などの妄想とは関係なく、美味しそうである。
が、
さらにエキサイティングなのが、添えられていた謎の小物。なんでしょうこれは。
「ムッキーちゃんです」
なんと⁈ 😮
これは私、東京のスーパーでは見たことがなかったが(※後に関西出身のY先生に伺ったがやはりご存じなかった)、どうも愛媛県では皆様が常備している便利グッズのようである。大阪のあめちゃん、愛媛のムッキーちゃんと言ったところか(違う気がするが)。
要するに、柑橘類のための皮むき便利ツールのようだ。
外側の刃で固い皮をむき、内側のオレンジ色の構造に仕組まれた小さな刃で、中身のフクロを切り裂く。愛媛県ならではの、考え抜かれたギミックと言えよう(ホントか)。
感嘆しつつも、実際どうやって使うのかおろおろしているとAさんが、
なんといきなり! ご自分の手荷物から「ムッキーちゃん」を取り出して実演して下さるではないか! 頼もしすぎます!!!
「愛媛県では、皆さんが、自分のムッキーちゃんを持ち歩いているのですか」
「はい、みんな、マイ・ムッキーちゃんを持っています」
(↑この部分、英作文の試験に出ます(嘘))
さすが愛媛県人、抜かりなし!
「もう少し置いてからの方がジューシーかもです」とご指導いただいたので、数日寝かせてからついに!!ムッキーちゃんで皮を剥いていただくことにした。
そこで参考にしたのが下記の動画。看護師Aさんに、「動画があるはずです」とご指導いただいて探したのである。
ムッキーちゃん (株式会社クリハラワールド公式動画)
こ、これは便利。
きれいにむけます。
ということで、無事(?)、河内晩柑をいただくことができたのでした。
味はさっぱりとして香りがよく、品の良い甘みがあってすっぱさや苦みはほとんどなく、食べやすい。おいしかったです。
Aさん、ありがとうございました!
・・・とここで終われば簡単なのであるが、内科医としては、
「あれ? "グレープフルーツと薬"の相互作用は有名だけど、河内晩柑ってどうなの??」
と気になってしまったので、少しだけど調べてみた。
それについては、長くなるのでまた後日、別の記事に書くことにしますね。
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