2023年7月16日日曜日

【recri】ウエストサイドストーリー

先日、チケットのサブスクrecriというものを知り、お試しコースに入会してみたのである。

映画、アート、舞台のおすすめチケットが定期的に送られてくるらしい。

たまたまtwitterでキャンペーンをやっていたため、初回はミュージカル「ウエストサイドストーリー」の指定ができた。

先月、そのウエストサイドストーリーのチケットが届いたので、座席を確認してびっくり。

これは・・・

かなーり後ろ、というか一番後ろではないのか!?

ということで一瞬気分がへこみかけたが、

まあこのお値段で見られるなら良き!!(ウエストサイドストーリーは定価だと平日のB席でも10,000円する)ということにした。

実はこの時に、先日書いた記事で紹介した、アートフェア「東京現代」の招待券が同封されていたのである。


これは予想外だったのでちょっと驚いたが、
でもそういう「自分では選ばない・見つけられない」出会いを楽しみに入会していたので、ラッキー!と思ってわくわくして行ったのであった(先の記事参照)。

ということで、
午前中の業務を早めに抜けて、そわそわと渋谷ヒカリエに向かい、シアターオーブへ。
かなり久しぶり。
やっぱり、かなり混んでいる。入場までに長蛇の列。
シアターオーブは動線があまり好きではなくて、カフェとかショップもちょっと使いにくいと個人的には思っているのだけど、でもやっぱり広いシアターは心が弾む。


そしてようやく入場。

3階席の最後列という、私にとってこれまでにない視界であったが、すわってみたら、
あれ?私これでも結構いけるんじゃね?と思った。
座席の前には、悪評高い(?)手すりがあるのだが、私の身長というか座高だと、苦にならなかった。そして、前をさえぎるものがなく、舞台の全体が見渡せるのである。
もちろん、オペラグラス必携だけど(汗)。
最後列に限っては、前のめりになっても許されるだろうし。

ということで


・・・・・


いやーーーーーーー!!!!

やっぱり生オケ、生歌、生ダンス(?)は良きですわ!!!

今回は、昨年ミュンヘンで開幕し、そこから東京に来たという新制作の「ワールド・ツアー版」ということで、衣装、舞台、振付などが以前のバージョンと異なっている。
もちろんストーリーやキャラクターは変わっていないのだが、なんというのだろう、1950年代の世界観が確かに生きているのだが、それが2023年の現在に鋭く刺さるアレンジになっているようだ。

振付も、オリジナルを活かしつつもスピーディーで説得力があり、見ていて引き込まれる。
主役の二人を始め、歌唱も実力があるのがわかるカンパニーだ。

そして舞台装置。舞台上に、まるでパーツのように出現して結合したり回転したりするのだが、それが見事にニューヨークのウエストサイドを表現していて不足がない。

(ちなみに、この舞台装置、どこかなんとなく既視感が・・と思っていたのだが、休憩時間にどこかの女の子(中学生くらいかな?)が、「シルバニア・・」と話しているのが聞こえて、それだ!!!!と思った次第であった)

いや最初から最後まで楽しかった。
今回は、さすがブロードウェイ・ミュージカルだなと思った。

カーテンコールだけ撮影して良いということだったので、撮ってみた。
これが、シアターオーブ最後列からの眺めですっ!!



いやまあ、チケットを見て最初は正直「何だこの席」と思ったけど、まあお試し入会の状態だし、それに、これはもともと知っていて観たかったミュージカルだから。

recriのコンセプトからしたら、「新しい出会い」をくれるということなので、もともと観る予定のなかった舞台についてであれば、とりあえず安い席で見に行って「出会う」のが本来なんだろうと思う。
高いチケットで1回観るよりは、安いチケットで2回観るのもやっぱりありだなと改めて思ったのであった。

と、話はここで終わらない。

なんと、recriからもう一つおまけが!!

なんとなんと、ウエストサイドストーリーの「バックステージツアー」にもご紹介いただいていたのであった!!

ということで、終幕後、またしてもいそいそと集合場所へ。

そこで、同じ目的で待っている人たちと合流。
(やっぱりrecriやってる人、若い人ばっかりやな・・・おばはんですんまへんほんまに・・)
と心の中で謎の関西弁になりつつ、

我々はシアターオーブの奥地へと出発したのである。

舞台上のみ写真撮影を許可していただいた。

このセットの上階に、マリアの寝室が見えている。


こちらは、ドックの店。


舞台装置は、床板も含めてすべて、前の公演地のミュンヘンから輸送されたそうで、セットアップに22時間かかるとか。

舞台上には30名あまりのキャスト、オーケストラが19人、そして、公演を裏で支えるスタッフの方は150人くらいと伺った(↑数字が間違っていたらすみません)。

素晴らしい舞台は、大勢の情熱と努力によって成り立っていることを実感する時間であった。

ということで、素敵な時間をありがとうございました。
それに、思いがけない素敵な出会いをありがとうございます>recriさん

今回のブロードウェイミュージカルWSS,お勧めです。


 

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