所用で西武新宿線に乗る機会があったので、新井薬師前駅で下車して、新井薬師に寄ってみた。
「眼病平癒・子育薬師・護摩祈願法要・厄除け」の薬師さまである。
なお「新井薬師」は通称で、正式名称は「新井山梅照院薬王寺」。
宗派は真言宗豊山派、ご本尊は薬師瑠璃光如来・如意輪観世音菩薩(二仏一体の尊像で、秘仏。弘法大師の作と伝えられる)、
創建は天正14年(1586年)という、由緒ある寺院である。(以上ホームページによる)
なお1586年というのは、家康が秀吉の臣下になった年らしい(Wikipediaによる)。
ここは珍しいことに、「眼病治癒」にご利益があるということで有名なのである。
その由来はWikipediaによれば、
江戸幕府2代将軍徳川秀忠の五女で後水尾天皇中宮の和子(東福門院)が当寺の薬師如来に眼病平癒を祈願したところ、たちまち回復したとされることから、特に眼病治癒の利益(りやく)に関して有名になった。
ということである。
17世紀頃の眼病で、祈願したら回復した疾病とは何だろうか、何かの感染性疾患か、
などと思いつつ、
駅からてくてく歩いてお寺に到着。なお、駅やお寺周辺にカフェや休憩場所は見当たらなかったので、水分補給など各自注意されたい。
(門前の看板のところで写真を撮ったのであるが、HPに撮影禁止と書いてあるので念のためアップするのはやめておきます)
結膜炎やら乱視やら何やらで、眼についてはいろいろ悩みを持つ不肖私。
お参りし、御朱印と、多分ここにしかないと思われる「めめ鈴」というお守りをいただいてきた。
他にも授与品として「治眼」というお守りや、「めぐすりの木茶」などがある。
「めめ」が珍しいではないですか。
左右対称の眼のようであり、また引き締まった書きぶりで、ご利益がありそうな字。
「めめ鈴」の絵馬の裏面には、「眼病平癒」とある。
これで私の目も少し良くなるといいなあ、
と思いつつ、帰りは少し歩いたバス停から中野駅に出たのであった。
ここで一言:皆様、40歳くらいになったら、視力だけでなくて眼圧や眼底検査、できれば視野検査を受けましょう(→過去記事を見て下さいね)。
ちなみに、「日本眼鏡技術者協会」のHPには、全国の「目にご利益の神社・仏閣」の一覧がある(梅照院も掲載されている)。ご参考までに。
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