2026年5月14日木曜日

「機械学習モデルを用いた、膵臓癌におけるリスク因子分析の臨床的意義」

先日たまたま読んだ論文。
読んでみて、うーん・・と思ったけれどご紹介。

Sherchan A, et al. (2025) Clinical significance of risk factor analysis in pancreatic cancer by using supervised model of machine learning. Front. Med. 12:1551926. doi: 10.3389/fmed.2025.1551926

PubMed

何かと言うと、「膵癌を予測するリスク因子」を、機械学習を用いて作ろうとしたという報告。

2026年5月12日火曜日

「フォーレって、どんな人?」

5月12日がガブリエル・フォーレの誕生日であったということで、
Nonaさんから新作が届いた。

作曲家であり、音楽家であり、そして教育者。
幼い頃から才能を発揮し、逝去の時には国葬が営まれた、フランスを代表する大音楽家。
きっと誰しもがどこかで聴いたことがあるそのメロディーは、とても美しく洗練されていながら、どこか懐かしい、静かに沁みてくる旋律であるように思う。

"フォーレの音楽はロマン派の終焉と20世紀半ば前半の近代音楽を繋ぐものと評される。彼が生まれた時にはショパンがまだ作曲を行っており、最晩年にはジャズや、新ウィーン楽派の無調音楽が聴かれるようになっていた。"(Wikipediaより)

今回もNonaさんの語りとピアノが絶品。
ぜひ、ほんの数分間、フォーレ音楽の粋にひたってみて下さい。



 

2026年5月6日水曜日

こどものYouTube利用と問題行動との関連

「デジタル脳腐敗」という言葉がある。

脳の腐敗 Brain rot:2024年、オックスフォード大学の「今年の言葉」に選ばれた言葉。

‘Brain rot’ named Oxford Word of the Year 2024

上記の記事によれば、brain rotは

"取るに足らない、あるいは刺激のない(簡単すぎる)情報(現在では特にオンラインコンテンツ)を過剰に消費した結果として生じる、ひとの精神的または知的状態の悪化"

と定義され、また"そのような悪化につながる可能性のあるもの"も含まれる。

この文脈で最近、話題というか問題となっているのが、こどもとネット動画、特にいわゆるショート動画との関連である。

SNSの「おすすめ」によって次々に流れてくる低品質なショート動画を(受動的に)多く見ていることが、いずれその子どもの脳に悪影響を及ぼすのではないか・・と危惧されているのだ。

Yahoo!ニュース「ショート動画中毒」が深刻すぎる…脳科学が解明した“集中力低下”の恐ろしすぎる正体 1/5(月)

もちろん「脳腐敗」といった言葉は、現時点で医学的に定まった概念ではない。しかし、すでに各国の公的機関からは、未成年者のSNS使用を制限する方向性が打ち出されている。将来的な認知機能や知的活動の低下の可能性を考えれば、我が国でも議論や対策を急ぐべきところであろう。


というところで、こどもとネット動画との関連についての文献を一つご紹介。

2026年5月2日土曜日

「本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形」

「本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形」を読んだ。

興味深い内容で、わりと一気に読んでしまった。

「本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形」 

(稲田 豊史著、 中公新書ラクレ,2026)


2026年4月29日水曜日

【recri】「ナルキッソスの怒り」

 recri (割引付き紹介リンク)のラインナップで紹介されていた、「ナルキッソスの怒り」。

どんな戯曲なのか全く知らなかったが(recriではいつものことだ)、

2026年4月24日金曜日

文具でセキュリティにひっかかる

このたび学会のため飛行機に乗る機会があったのであるが、

なんと私としたことが、羽田空港の保安検査でセキュリティに足止めされてしまったのである。

持ち物の何かが引っかかったらしい・・

2026年4月19日日曜日

Soft Boundaries@森下

都営新宿線・大江戸線の森下駅近く、
MASAMI SASAKI GALLERYで開催中のグループ展「Soft Boundaries」。

岡田翔さんによるキュレーション。
アーティストは、岩崎広大さん、菊池虎十さん、そしてマスコマユ。

すみだガラス市

行ったらなんだかんだ欲しくなるからやめておこう・・

・・・

と思う心より、やっぱり行ってみたいという気持ちが勝り(いいのか)、

ちょっとだけではあるが、「すみだガラス市」に行ってきた。

2026年4月18日土曜日

「プロジェクト・ヘイル・メアリー」Project Hail Mary

今、世界的に大きな話題になっている映画、「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を観てきた。

なかなか観られずにいるうちに、SNSなどで映画のネタバレに遭遇しそうな感じになってきたので、早めに行った方がいいかと。

2026年4月14日火曜日

健康長寿と食事パターン

健康長寿には、食事(と運動)が大切・・というのは皆わかっているところであるが、

では実際、何を食べたらいいのか?

というのは、人類、というより生物全体にとっての永遠の(?)課題であろう。

ヒトの場合実際には、「健康長寿」よりも"違うコト"を優先して飲み食いしている場合も多いだろうが(私だけか

2026年4月11日土曜日

ウジェーヌ・ブーダン展

新宿で少し時間ができたので、いつか行こうと思っていたブーダン展に急遽寄ることに。

ブーダンとか、まあモネとかルノワールよりはあんまりみんな知らないかもだしそんな混んでないんじゃないかな

…となんとなく期待(?)して行ったのだが

しっかり来場者多数であった! 

やっぱりみんな印象派(の流れが)好きかーい!!

まあ、でも"連休中の印象派展(仮)"みたいな混雑ではなかったので大丈夫でしたが。
週末はやっぱりちょっと混むのかもね。

2026年4月9日木曜日

【recri】小野リサ

小野リサさんのコンサートに行ってきた。recri(紹介割引付リンク)のチケット提案からのチョイス。

ラインアップに「小野リサ Premium Live ~私の好きな歌~」があり、「おおっ」と即決したのであった。

東京国際フォーラムでの、1日限りのライブ。

2026年4月7日火曜日

2026年4月5日日曜日

造幣局博物館とALD技術

このたびさいたま新都心に行く機会があったのであるが、

いわゆる"すーぱーありーな"とかにも行ったことがない私、

まったく知らない場所なのでどうしよう(そもそも東京からどの電車で行けばいいのか・・)とおろおろしていたところ、

2026年3月19日木曜日

新国立劇場バレエ団「マノン」初日@初台


久しぶりのバレエ鑑賞。
「マノン」を観てきた。

新国立劇場バレエ団、初日。
マクミラン振付。

今日のマノンは小野絢子さん、デ・グリューは福岡雄大さん。レスコーは奥村康祐さん。
満席の客席。
万全の初日。

2026年3月14日土曜日

種火

ささやかで地味な毎日の中で、

ときに、

輝く幸福の一日というものに、出会うことがある。


眩しい光、高い青空、親しい人々のさざめく会話、

そして果てしなく広がり、つながっていく道。


そんな一日に出会えたなら、

それはきっと、それまでの生き方へのご褒美だ。

2026年3月13日金曜日

「トワイライト、新版画---小林清親から川瀬巴水まで」@三菱一号館美術館


ありがたいことにお誘いをいただいたので、仕事帰りに三菱一号館美術館へ。

現在展示されているのは、

「トワイライト、新版画 ---- 小林清親から川瀬巴水まで」。

2026年3月5日木曜日

金属のスズと花粉症

花粉のつらい季節に、名古屋大学からのプレスリリースがちょっと気になった。

「PM2.5に含まれる"スズ"がスギ花粉症を悪化させる可能性」

名古屋大学の発表

2026年2月23日月曜日

フィリピンのジュースパックのポーチ

フィリピンで、ジュースのパックをアップサイクルして作られている、鮮やかな色のバッグヤポーチ。

2026年2月11日水曜日

イプセン「人形の家」

 先日、バーナード・ショーの「ピグマリオン」に関連した紀伊國屋のオンラインイベントのトークで、イプセンの「人形の家」が取り上げられていたので、改めて戯曲を読んでみた。

イプセン 「人形の家」新潮文庫 [Amazon]

矢崎源九郎さんによる訳。ちょっと古い言葉遣いではあるが、今も読まれている一冊。

2026年2月7日土曜日

ポメラを借りてみた

ふと思い立って、ポメラを借りてみた。

キングジム デジタルメモ ポメラDM250である[Amazonリンク]

2026年2月3日火曜日

生活習慣だけで血圧を改善?

 ケアネットからのニュースで興味深かったもの。

「降圧薬なしで降圧目標を達成する患者、γ-GTPが関連」(2月3日)

2026年1月24日土曜日

【recri】舞台「ピグマリオン」@ブリリアホール

recri (割引付き紹介リンク)からのチケット提案で、今回は「ピグマリオン」をチョイス。

ていうか、提案されるまで、ピグマリオンの舞台公演があることを知らなかった。recriさんありがとう。

2026年1月12日月曜日

「禁煙学」から、今日の一言

土曜日が勤務日だったこともあり、この連休はなんだかすぐに過ぎてしまった。

資料を作ったりオンライン研修を聴講したりメール返信をしたり、(ちょっとだけNintendo Switch2をやったり)、本を読んだり、(ちょっとだけNintendo Switch2をやったり、)・・・

などと(だらだら)やっていたのであるが、


2026年1月3日土曜日

週末の寝だめ?

お正月休みである。

当然、朝はだらだらする(※個人の感想です)。


・・・そう言えば、

週末の寝だめは高齢者の認知症を予防する、みたいな論文があったよな


と思ってちょっと探してみたところ、いくつかヒットしたのであるが

わりと最近の論文があったのでだらだらと・・いや、かいつまんで読んでみることに。

Zhao B, Zhou S, Chang J, Li A, Geng C, Wei T, Zhao Y, Gao P, Wang Z, Tang Y. Association between weekend recovery sleep and risk of incident dementia: a prospective cohort study in the UK Biobank. J Neurol. 2025 Sep 5;272(9):612. doi: 10.1007/s00415-025-13363-y. PMID: 40911069.

[PubMed]


UK Biobankのコホートで、週末の寝だめ(weekend recovery sleep, WRS=週末回復睡眠というのかな) が認知症発症リスクに影響するかどうかを観察した前向き研究である。すごいな。

対象は、UK BIobankに登録された、認知症のない40–79 歳の成人88,592 名。

対象者に、手首式の加速度計を装着してもらい、平日・週末の睡眠時間を測定。

そしてアウトカムとして、新規発症の認知症(アルツハイマー病、血管性認知症などすべての原因による)を医療記録によって判定し、Cox 比例ハザードモデルおよび制限付3次スプラインモデル(RCS)で分析した。(※私に統計のことは聞かないで下さい・・涙)

(本文が読めないので、追跡期間の詳細がわかりません・・・どなたか原文を読めたらご教示下さい)


その結果、

88,592名の対象者(平均[SD]年齢:61.9 [7.9]歳)のうち、735名(0.83%)が認知症を発症 (308名 (0.35%)がアルツハイマー型、137名 (0.15%) が血管性認知症、319名 (0.36%) は非特異的)。

そして、上記のRCSから算出した、それぞれの認知症の発症リスクが最小となる平日の睡眠時間は、

全要因での認知症;約 8.38 時間(HR, 0.73; 95% CI 0.64–0.84) 

アルツハイマー病:約 8.33 時間 (HR, 0.72; 95% CI 0.58–0.89) 

血管性認知症:約 9.07 時間 (HR, 0.59; 95% CI 0.40–0.88) 

であった。


そして、

平日に上記の睡眠時間が確保できない群では、

週末回復睡眠が長いと、認知症の発症リスクが低下したという。

全要因での認知症;HR, 0.801; 95% CI 0.717–0.893

血管性認知症: HR, 0.747; 95% CI 0.612–0.91


しかし、平日に上記の睡眠時間より長く睡眠をとっていた群では、

週末回復睡眠が長いと、非特異的認知症のリスクがむしろ上昇した (HR, 1.291; 95% CI 1.087–1.533)。


ということで、

ふだん睡眠不足気味な人々では、週末の寝だめは認知症リスクを低下させる可能性があるが、

普段から十分寝ている人がさらに週末に寝ていると、認知症リスクを上昇されるかもしれない

という結論になっている。


もちろんこれは観察研究であるので、寝る・寝てない←→認知症 という因果関係を示しているわけではなく、他の行楽因子、もとい交絡因子も考えられる。また手首式の加速度計がどの程度正確に睡眠(量・質)を測定しているか確定できない。


ただ、睡眠は、脳にとってとても大切なメンテナンス時間である。

ひとにはそれぞれ、心身、とくに脳の機能維持のために必要十分な睡眠時間というものがおそらくあり、それが守られないと徐々に綻びが蓄積してくるのかもしれない。


ということで、普段忙しい皆様、今くらいは少しだらだら・・もといゆっくりお過ごし下さい。(週明けに予想される現実からしばし逃避を・・)





2026年1月2日金曜日

「デーミアン」より

先日読みかけになっていた、ヘッセの「デーミアン」[Amazonリンク]を読了。


酒寄進一氏の訳は読みやすかった(翻訳の過程の一部を含む、訳者によるあとがきも興味深く勉強になった)。


ヘルマン・ヘッセが当初、自身の作品であることを隠して発表したこの哲学的な作品は、第一次世界大戦の世情とヘッセ自身の精神的な危機を背景にしているが、

宗教離れが加速していると言われ、またAIを使えば自分で考えることなく物事が完遂してしまいそうな現代でもなお、

この物語からの問いかけは読者ひとりひとりの心を打ち、内省の旅へと誘い続けているように思う。


その中からの一節を以下に置いておく。


これからの1年が、皆様の内面に実りある旅でありますように。



すべての人に与えられている本当の使命とは、自分自身に辿り着くこと、この一点に尽きる。

(ヘッセ著,酒寄進一訳:デーミアン. 光文社,2017より抜粋引用)







2026年1月1日木曜日

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます

本年もよろしくお願い申し上げます


皆様にとりまして飛躍の一年でありますように



2026(令和8)年 元旦




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