2026年6月27日土曜日

【recri】「ラヴェル 最期の日々」@新国立劇場

 recri (割引付き紹介リンク)から提案のあった、「ラヴェル 最期の日々」。

「シアター・デビュー・プログラム」「中学・高校生にオススメ」とあったので、オバサンである私にはどうなのかと思ったけれど、

音楽と演劇(語り)とダンスでラヴェルの人生を描く、

音楽の編成にバンドネオンが入っている、

そして振付とダンスが小尻健太さん、

・・などなど、
興味深いポイントがいくつもあったので、この作品をチョイスして観に行ってきた。





鑑賞。

・・・とても「濃い」舞台だった。

舞台に立っている方々だけでなく、

選曲、演出、照明、衣装・・・

そしてもちろん、

その場で奏でられる、ラヴェルの音楽そのものが。


亡き王女のためのパヴァーヌから始まって、
水の戯れ、マメールロワ、ダフニスとクロエ、
そしてボレロも!

ラヴェルを演じる小尻さん、
その「隣人」(ゾゲブ氏)であり全体を進行させる語りの西尾友樹さん、
音楽監督・編曲・ピアノの加藤昌則さん、
圧巻のヴァイオリン橘和美優さん、
チェロ清水詩織さん、バンドネオン北村聡さん、

ひとりひとりの存在感が際立ち、
それぞれがそれぞれの音や声、身体でラヴェルを表現しているのに、
全体が調和しており、
ラヴェルの生きたフランス(そしてアメリカ)の風景が舞台に再現されているよう。

事故を契機に衰えが加速していく脳神経機能(病名は確定していないようだが)、
そしてそのために自分から遠くなりそうな音楽に、
手を伸ばしているかのようなラヴェル。

ラスト、小尻さんの演技は、もしかしたらニジンスキーへのオマージュなのかなと・・・


見応えのある舞台であった。
公演は2日間だけだが、この熱量で2日間演るのはすごいと感じた。


観客は、こどももいたが主にクラシック好きの中高年といった感じで、ほぼ満席だったと思う。
この企画は東京文化会館(休館中)の教育プログラムの一環。
文化会館の改修後再オープンは2028年度の予定だが、その頃にはまたどこかで再演されるのだろうか。


ということで、「ラヴェルってどんな人だっけ」と思った方は、下のNonaさんの動画をどうぞ!



 

0 件のコメント:

コメントを投稿

人気の記事