recri (割引付き紹介リンク)から提案のあった、「ラヴェル 最期の日々」。
音楽と演劇(語り)とダンスでラヴェルの人生を描く、
音楽の編成にバンドネオンが入っている、
そして振付とダンスが小尻健太さん、
・・などなど、
興味深いポイントがいくつもあったので、この作品をチョイスして観に行ってきた。
鑑賞。
・・・とても「濃い」舞台だった。
舞台に立っている方々だけでなく、
選曲、演出、照明、衣装・・・
そしてもちろん、
その場で奏でられる、ラヴェルの音楽そのものが。
亡き王女のためのパヴァーヌから始まって、
水の戯れ、マメールロワ、ダフニスとクロエ、
そしてボレロも!
ラヴェルを演じる小尻さん、
その「隣人」(ゾゲブ氏)であり全体を進行させる語りの西尾友樹さん、
音楽監督・編曲・ピアノの加藤昌則さん、
圧巻のヴァイオリン橘和美優さん、
チェロ清水詩織さん、バンドネオン北村聡さん、
ひとりひとりの存在感が際立ち、
それぞれがそれぞれの音や声、身体でラヴェルを表現しているのに、
全体が調和しており、
ラヴェルの生きたフランス(そしてアメリカ)の風景が舞台に再現されているよう。
事故を契機に衰えが加速していく脳神経機能(病名は確定していないようだが)、
そしてそのために自分から遠くなりそうな音楽に、
手を伸ばしているかのようなラヴェル。
ラスト、小尻さんの演技は、もしかしたらニジンスキーへのオマージュなのかなと・・・
見応えのある舞台であった。
公演は2日間だけだが、この熱量で2日間演るのはすごいと感じた。
観客は、こどももいたが主にクラシック好きの中高年といった感じで、ほぼ満席だったと思う。
この企画は東京文化会館(休館中)の教育プログラムの一環。
文化会館の改修後再オープンは2028年度の予定だが、その頃にはまたどこかで再演されるのだろうか。
ということで、「ラヴェルってどんな人だっけ」と思った方は、下のNonaさんの動画をどうぞ!

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