ケアネットからのニュースで興味深かったもの。
「降圧薬なしで降圧目標を達成する患者、γ-GTPが関連」(2月3日)
"今回、大阪大学の小原 僚一氏らが神奈川県平塚市の特定健診(SHC)データを用いて解析した結果、降圧薬非使用群における降圧目標達成の主要な因子として、前年度の特定健診における高血圧既往歴がないことや血圧グレードが低いことに加え、γ-GTPの減少が重要であることが明らかになった。本研究の結果は、生活習慣指導が有効なレスポンダーを特定する一助となる可能性がある。"(以上引用)
Ohara R, Nakatsu F, Iekushi K, Tanaka-Mizuno S, Nakagami H, Yamamoto K. A greater reduction in γ-GTP was associated with achieving BP <140/90 mmHg without antihypertensive medication among individuals who newly developed Grade I hypertension. J Cardiol. 2026:S0914-5087(26)00002-X. [PubMed]
大阪大学からの報告。
例によって原文が読めないので(汗)、抄録をざっと見てみる。
研究対象は、2016年5月から2023年3月に特定健診を受診した40〜74歳の住民のうち、健診受診時に高血圧(140/90 mmHg以上)であり、かつ、その時点で高血圧に対する治療を受けていなかった5,428名。
この高血圧の方々について、次の特定健診までに降圧薬による治療を開始した群(2,468名)と開始しなかった群とに分け、それsぞれについて、血圧の目標値(140/90 mmHg未満)を達成するのに関連した要因が何であったかを解析した、というもの。
この結果、
降圧薬による治療を開始しなかった受診者のうち、55.9%の人が、次回の健診で血圧目標を達成していた(けっこう高い割合かなと)。
そして、
血圧の目標達成に関わっていた最も強力な予測因子は、「前回の健診時には高血圧がなかったこと」、
そして、「高血圧がより軽症であること」
さらに、その次に重要な因子として、
「γ-GTPの低下」
があったという。
なお、降圧薬による治療を開始した群では、目標血圧の達成と関連していたのは年齢(より若いこと)であった。
ちなみに、
肝機能検査の指標の一つであるγ-GTPは、肝臓や胆道系の疾患のほか、
生活習慣との関わりにおいては、例えば飲酒や脂肪肝などで高値となりうるので、
今回の結果からは、そのような生活習慣や過体重を改善したことで血圧の正常化が達成できたのではないか、と推定することができる。
さもありなん、というか・・・
「健診の時だけ血圧がいつもと違う人」が含まれているのではないかとか、もう少し低い正常高値血圧の場合はどうなのかとか、そもそも各群のBMIはどうなのかとか、(原文が読めないので)もう少し詳しく知りたい感じはあるが、とりあえず
血圧が高めと言われたら、お酒を控えてダイエットしましょう(健康的に)
ということは言えるのではないだろうか。

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