健康長寿には、食事(と運動)が大切・・というのは皆わかっているところであるが、
では実際、何を食べたらいいのか?
というのは、人類、というより生物全体にとっての永遠の(?)課題であろう。
ヒトの場合実際には、「健康長寿」よりも"違うコト"を優先して飲み食いしている場合も多いだろうが(私だけか
よくあるのが、
「⚪︎⚪︎を食べると健康に良い・病気が治る・やせる」
といったような広告(とか動画)を見て、それを早速買って(買わされて)食べているケース。
しかし、
ぶっちゃけ、「それだけを食べていれば万能」な、「健康に良いモノ」はない。多分。
ということで、
少し前に話題になった論文だけれど、改めてご紹介。
"健康的な加齢のための理想的な食事パターン"
Tessier AJ, et al, Optimal dietary patterns for healthy aging.
Nat Med. 2025 May;31(5):1644-1652. doi: 10.1038/s41591-025-03570-5. Epub 2025 Mar 24. PMID: 40128348; PMCID: PMC12092270.
Optimal dietary patterns for healthy aging
この研究は、「どんな食事パターンが健康に良いのか」を調べたものである。
食事「パターン」であるから、特定の食品ではない。食品もしくは食材の組み合わせによって傾向づけられる食生活について調べている。
かつ、
これまで、ある食事のパターンと、「死亡率」とか、ある特定の疾患の発症率との関連とかが多く報告されている中、
ここでは、総合的な"healthy aging" (健康的な加齢)
つまり、高齢期まで元気でいるためにはどんな食事が良いのか(良かったのか)を、
元気な高齢者の食生活を振り返ることで、調べているのである。
ここでいうhealthy agingとは、
70歳まで、主要な11の慢性疾患(米国人の主要な死因もしくは健康障害要因として挙げられているもの*)の罹患なく、かつ認知機能、身体機能、メンタルヘルスに異常なく生存していること、と定義されている。
*癌(メラノーマ以外の皮膚癌を除く)、糖尿病、心筋梗塞、冠血管疾患、うっ血性心不全、脳卒中、腎不全、COPD、パーキンソン病、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症)
対象は、大規模コホートNurses’ Health StudyおよびHealth Professionals Follow-Up Studyに参加した対象者であり、合計 約10万人を最大30年追跡。かなりすごい。
食事については、ベースラインおよびその後4年ごとのFFQ(Food Frequency Questionnaire)を用い、長期的な食事パターンを評価。
以下の代表的な8つの「食事パターン」について、長期遵守状況を解析した:
AHEI(Alternative Healthy Eating Index)
aMED(alternate Mediterranean Index)
DASH (the Dietary Approaches to stop Hypertension)
MIND (the Mediterranean DASH Intervention for Neurogegenerative Delay)
hPDI(the healthful plant-based diet)
PDHI(the Planetary Health Diet Index)
EDIP (the empirically inflammatory dietary pattern)
EDIH (the empirical dietary index for hyperinsulinemia)
さらに、超加工食品(UPF)の摂取も調査した。
ということで結果は・・
参加者約10万5千人を最大30年間フォローした結果、上記の厳密な基準による「健康的な加齢」を達成できた人は、約9,800人(9.3%)であった。
食事パターンあについては、
上にあげたどのパターンであっても、それzそれにおいて「健康に良い」とされる方向での遵守度が高いほど、健康的老化の確率が上昇していたとのこと。
食品の観点から見てみると、
野菜・果物・全粒穀物・不飽和脂肪酸・ナッツ・豆類・低脂肪乳製品
が多いほど健康的な加齢にとって"良い傾向"となる一方、
トランス志望・食塩・肉(全般および赤身・加工肉)
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