先日読みかけになっていた、ヘッセの「デーミアン」[Amazonリンク]を読了。
酒寄進一氏の訳は読みやすかった(翻訳の過程の一部を含む、訳者によるあとがきも興味深く勉強になった)。
ヘルマン・ヘッセが当初、自身の作品であることを隠して発表したこの哲学的な作品は、第一次世界大戦の世情とヘッセ自身の精神的な危機を背景にしているが、
宗教離れが加速していると言われ、またAIを使えば自分で考えることなく物事が完遂してしまいそうな現代でもなお、
この物語からの問いかけは読者ひとりひとりの心を打ち、内省の旅へと誘い続けているように思う。
その中からの一節を以下に置いておく。
これからの1年が、皆様の内面に実りある旅でありますように。
すべての人に与えられている本当の使命とは、自分自身に辿り着くこと、この一点に尽きる。
(ヘッセ著,酒寄進一訳:デーミアン. 光文社,2017より抜粋引用)

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