矢部太郎さんの「マンガ ぼけ日和」読了。
原案は認知症専門医の長谷川嘉哉先生。
マンガではない方の原作本はまだ読んでいないのであるが、
来年実写映画が公開されるということで話題になっていたので、とりあえずマンガをざっと読んでみた。
矢部さんの画風はほんわかと温かく、
認知症になっていく・認知症が進行していく人と、
その家族を大切に思いながらも変化に戸惑い、涙する人たちを、
やわらかく描いている。
主治医のセリフという形ではさみこまれる解説が、
認知症介護に当たりながらこの本を読む方々の心の負担を、ふっとやわらげるであろうと思う。
もちろん医療従事者としては、重度の認知症やその介護の厳しさの実際もある程度承知しており、ここに描かれているような穏やかな日々ばかりではないだろうとは思うけれど、
こういうことが起こりうるのだ、こういうふうに時が過ぎていくのだ、
ということを、
もしかしたらまだ認知症と本当には向き合っていない段階から知っておくことで、
ひとの命、有限な出会いの貴重さを、どこか感じることができるのではないかと思える。
食事が摂れなくなるのは
生命に与えられた
最後の安らぎなのです
(本文より)
0 件のコメント:
コメントを投稿