予約してあった「陰謀論と排外主義」が届いたので、早速読了。
読み応えがあった。
陰謀論や排外主義を唱える集団、日本会議や参政党などの政党関連、「反ワクチン・陰謀論コミュニティ」(本書より)などの動向をウォッチしてきた気鋭の執筆陣が(いつも本当に頭が下がります)、それぞれの視点から、
「存在しないもの」と戦おうとすることで社会を破壊する政治運動(本書「はじめに」より)
について論じたものである。
陰謀論や排外主義、デマなどを主張する個人や集団、政党の実名も述べられており、
こういった主張をする人や政治団体が、SNSなどを通じて多くの人に支持され、莫大な利益を上げ、国政にまで進出していると思うといつもにも増して気が重くなるが、
それでも、こういう形で論点を整理し、問題提起をし、そしてをれを読み支える多くの人々(現在この本はベストセラーになっている)の存在があると思えば、少し明るさが見えてくる気もする。

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