日本産業衛生学会に参加してきた。
会場は国際センターだったのだが、地下鉄を降りたら「ゆづ」を発見し思わずパチリ。
仙台だなあ!という気分に。
さて学会であるが、
この学会の規模に対して、会場キャパが少々小さすぎる気がした。
どのセッションも聴講(というか入室)のための長蛇の列で、しかも並んでも結局座れず、立ち見となる人が続出。
なので、次のセッションに入るために前のセッションを早く出なければならないという場面もあり・・・。
近くを歩いていた、おそらく関西からの参加者の方も、「どこも立ち見だからもう帰ろうかと」などと話していた。
とは言え、もちろん新緑の杜の都はどこも美しいし、
学会で聴く内容はどれも面白く、産業医として大変勉強になった。
特に、東北での学会であるから、東日本大震災でのリアルな経験が多く紹介され
(何年経っても、我々の記憶や体験はその後の各地での災害で上書きされていくから、いつもリアルなのかもしれない)
今後の対策、産業衛生上のハームリダクションについても学ぶことが多くあった。
(当時災害医療に対応された先生方、改めて、本当にお疲れ様でした)
学会で学んだことは、機会があればこのブログにもいつか書けたらと思うが(ズボラなので書けないかも)
とりあえず、企業展示から話題を一つ。
サンスターの展示。
企業での防災備蓄に、オーラルケアの視点からの提案。
災害からの避難時は、水がなく、口腔衛生が悪化しがちであり、
口内細菌の増加は、全身的な感染疾患の悪化につながるリスクとなる。
ということで、
企業ブースで「長期保存用液体ハミガキ」の試供品が配布されており、いただくことができた。
試供品は、長期保存用ガム・デンタルリンスのスティックタイプ。
1本10mLである。
災害時には、これを口にふくんでブクブクしたあと、ハブラシでブラッシングして吐き出す(そのハブラシは汚れをふいて乾かしておく)
ということである。保存期間は5年間。
スティック2本いただきました
いいなこれ。
とは言え、こちらは企業・自治体向けの商品(備蓄品)となっている。
しかも、サンスターのサイトを見たら在庫切れになっていた。
一応、他のショッピングサイトでは、個人向けに売っているところもあるようだ。
どこかで備蓄しておくといいかも。
ちなみに学会の方であるが、
仙台市博物館も一部のセッションの会場になっており、そこで開催されるシンポジウムに参加しようと博物館方向に向かってみた。
国際センターから歩いて5分ほど。
仙台城跡に向かう道。伊達政宗公の像を見たのはいつだったか。
歴史を感じる風と、気持ちのよい緑に囲まれながら歩く。
などと思っているうちに博物館到着
・・・したのは良いのだが、
到着したら入り口のところで
「シンポジウムは満席になったため入れません」
と係の人に締め出されてしまい、
悲しみ。
やっぱり、キャパ的に再考の余地があるのではないか
と思ってみたところ、入り口近くに、何か見たことのあるキャラがいるではないですか。
非常に仙台を感じたひとときであった(って何だそれ)。
その後、すぐ引き返してまた国際センターに戻ったという顛末。
仙台、風格のある街である。
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