以前の記事で、RENTを観に行きたいと書いてから2年と少し・・・
ついに!!!
しかも日米合作のブロードウェイミュージカル(オリジナル演出版)で、主役のマークはなんと!!!
山本耕史さんですよ。
これは観に行かないわけにはいかないじゃないですか(断言
ということでかなり前にチケットを取っていた私。
ついに当日となり、いそいそと渋谷のシアターオーブへ。
この日は午前中仕事(疲)、午後はオフとしたが別件の用事(疲)を済ませ、
1週間頑張った自分に、開演前の渋谷の夕陽(と何やら一杯)をプレゼント。
至福。
ということで、その後観劇し、感激してきました(ベタだ・・・)。
今回はオーブの3階席の中でもLB(バルコニー)を取っていた(他にも行きたい公演があるのでチケット代を少しでもお安く・・・汗)のだが、正直、3階の最後列でミュージカルを観た時よりむしろ手すりが気になり、最初かなり落ち着かなかった、というか(しまった・・ここはケチらない方がよかった・・・と)後悔していた。
が!!!!
素晴らしい舞台で、途中から手すりが私の視界から消えたのである(不思議)。
というか、手すりがとか言ってる場合じゃないくらい圧倒的なパフォーマンスだった。
山本耕史さん、26年前の1998年、21歳のときに日本版初演の「RENT」でマークを演じており、今回はなんと26年ぶりの再演。
現在、実年齢は(wikipediaによれば)47歳。
しかし舞台にいたのは、貧しく、将来に悩み、恋愛模様に迷い、友人たちと過ごす"ほんものの"マークだった。いやほんと、アメリカ人(ユダヤ系)のマークにしか見えなかった。
他キャストも素晴らしい。
モーリーンは日本からキャスティングされたクリスタル・ケイさん。パフォーマンスに力と不思議な説得力があって、観客を文字通り引き込むdiva感をかもしだしていた。ミミもロジャーも、もちろんエンジェルも、その他皆、バンドの皆さんも、たっぷりの声量と豊かな表現力、緩急を心得た芝居で、スピード感あるエネルギッシュな舞台になっていたと思う。
改めて、この作品はハーモニーでできていることを強く感じた。
皆がきっちり音程と動作を合わせてくる、完璧なハーモニー。誰かが「公演というよりライブのよう」と言っていたが本当にそれ。そして歌詞が、本当に心に入ってくるものばかり。重層のメロディが若者たちの心理を描き出し、ストーリーを進めていく。No Day but Todayという言葉は、今の私にとって支えになるようだ。
観客も皆、大盛り上がりで歓声や拍手を送っていた。ファンクラブの方々なども多いんだろうけれど、外国の方々も観にきていた。
今は、
HIV感染症(AIDS)が治療可能な疾患となり、スマホが普及し、気候は温暖化し、街の様子も様変わりしている(と思う)。
しかし時代が変わろうと、
人間の生き方、ひとの悩みや模索、大切な人と過ごす時間のいとおしさは変わらない。
苦しい中でも、
そこに落ちてくる一筋の光が、やがて皆を照らしてくれる。
1日また1日、私たちの過ごす時間を、それぞれが持つ何かで測って大切に進んでいこう。
東京公演は終わってしまうが、大阪公演があるので、大阪の皆様、おすすめですよ。知らんけど。
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