先日某所で、ロコモ・フレイル予防に関連する講演をさせていただきましたが(関係者の皆様、ありがとうございました)
そこでご紹介した「ときどき速歩き」について、参考となる本をご紹介。
信州大学の能勢博先生の著書。いずれも新書版。
これらの本で紹介されているのは、「インターバル速歩」。
「筋トレウォーキング」とも呼ばれています。
ざっくりと紹介すれば、
3分間、ややきついと感じる速さで歩き、ついで3分間、ゆっくり歩く。
これを繰り返す。
というもの。
場所も道具も費用もかからず簡単な運動ですが、しっかりした運動生理学の知見に基づいて考案・提案されたもので、
このウォーキングを一定期間行うことで、最大酸素消費量(=全身の持久力)が高くなること、さらには生活習慣病の改善も望まれることなどが報告されています。
このあたりの詳細は、「ウォーキングの科学」の方に、論文の図表とともに詳しく記載されています。さすがブルーバックス。
(文献情報も充実しています。ただし文字量が多く、細かくて読みづらいかも。普段から論文を読んでいる読者だと、縦書きと横書きの混在にとまどうかも(いや私だけかもですが汗)。
では実際に、どう歩いたら良いのか?について手早く知りたい時は、「『筋トレ』ウォーキング」がおすすめ。
こちらは(シニア読者のために)文字を大きくして文字量を減らし、カラー印刷も取り入れてあって、読みやすくわかりやすい体裁になっています。
(文献の情報も一部記載されています。ただしこちらは簡潔に徹しており、背景情報などはブルーバックスの方の参照が必要)。
ということで、
「筋トレ・ウォーキング」の方の帯コピーに「高血圧 高血糖 関節痛 不眠 認知機能の低下 …にも効果あり」とありますし(それらの研究の実際については、「ウォーキングの科学」の方に記載あり)、
よし、明日から歩こう!!
と皆様思ったのではないでしょうか???
とは言え今は、外で歩くには暑すぎます。熱中症に厳重注意。
ちなみに「水中インターバル速歩」でも良いようですので、プールに行く機会があれば。
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