昔、こどもの頃から親しんできた遊園地、よみうりランド。
大人になってからも、オバサンになってからも、時々訪れて観覧車に乗ったりイルミネーションを見たりしていたが、
コロナ禍もあり、関連施設として2020年にオープンした「HANA BIYORI」には、まだ行ったことがなかった。
そして今回、ついに初訪問。
「新感覚フラワーパーク HANA BIYORI」。
公式サイトによれば、
「HANA・BIYORI」とは、「景・花・食」を三本柱に、HANA・BIYORI全体で更なる極上の癒やし空間を提供する施設です。
とある。
花を楽しめるのも良さそうだが、昔、遊園地に行くと遠くから見えていた、いわゆる聖地公園・・こどもにとって「遊園地の中の、あのお寺は何?」という疑問を抱くことになっていた、その「お寺」が今回どう整備されたのか見たかった、というのもある。
車で行ったのだが、いつものよみうりランドへのルートからちょっと外れて曲がったところにHANA BIYORIはあった。
同じ場所にある温泉施設「花景の湯」が目標(?)。
そして入園。
事前の情報として、その「お寺」のある一帯「聖なる森」は小高いところにあり、
入り口からそのエリアを先に回った方が楽、という話があったので、そうしてみた。
聖なる森に向かうルートは、紅葉も楽しめて美しい。
仏像や多宝塔を眺め、拝みつつ進むと、出ました!
パゴダ。
"お釈迦様の聖髪と仏舎利が保管される釈迦如来殿(パゴダ)"と書いてある。
まあ、「仏舎利」は代用品も含めて世界各地に収められているものだが、「聖髪」はちょっと珍しいか。
この二つが揃って安置されているのは「世界的に見ても貴重(公式サイト)」なのだそう。やりようによっては巡礼ツアーとかできるのだろうか?
現地はご覧の通り、階段を登って参拝(これはいずれのルートからアクセスしても同じ)。
高いところに上ると、多摩丘陵が見渡せてなかなか気持ちが良い。
そして「聖なる森」から階段を降りて、メインの施設である温室「HANA BIYORI館」へ。
館内は広く、天井からさまざまな植物が吊り下がっている。「フラワーシャンデリア」と呼ぶらしい。
今回のお目当ての一つは、ここのスタバ。
"太陽の光がさんさんと降り注ぐ、花と緑に囲まれた空間に寄り添ったBotanical café"(公式サイトより)。
客席近くには、これでもかと言わんばかりにあふれる花や緑。
そして席の横には、カフェスペースと展示・物販を区切るように、大きな水槽が。カフェの客は、植物と魚を眺めながらくつろげるというわけである。
水槽は海水魚と淡水魚とで分かれているようだったが、悠々と泳ぐカラフルな魚たち(もちろんエビやナマズも)を眺めながらのコーヒーは、とっても癒し。
コーヒーを飲んでいると、まもなく「花とデジタルのアートショー」が始まるとのアナウンスが。
ということで、飲みかけのコーヒーを手に、皆が集まっている温室内の一角へ(スタッフの方に、飲み物を持ち込んで大丈夫か確認済み)。
温室の半分を仕切る形で暗くなり、音楽とともに、季節をめぐる花々が映し出されるプロジェクション・マッピング。
このほか、思わず驚く大木「パラボラッチョ」やさまざまな植物などの物販、また時節柄クリスマスのデコレーションもあり、館内の一角にはカワウソもいたりして、わりと賑わっていた。
なお、あの「純烈」がこの施設関連の公式アンバサダーだそうで、展示もあったがたまにコラボイベントもやるらしかった。ファンの方おられますか。
🌲 ☕ 🌲
今回私が通ってきた「聖なる森」側からの入り口(スタバ側)は裏からの経路だったので、
帰りはHANA BIYORI館を出てから、反対側(本来の入り口方向)へ向かう。
しばらく歩くと、正面入り口があった。
入場口から左に(聖なる森とは反対側に)折れていれば、この風景が最初に目に入っていたところだ。
敷地の奥には温泉施設の「花景の湯」とレストランがある。階段を上っていくことになるようだ。
近くに、クリスマス仕様の花手水。
近くでは、スタッフの皆様が丁寧に花壇の花を手入れをなさっていた。
広々として開放的で、のんびりできそうな施設であったが、
全体的に、バリアフリーとは(まだ?)言い難いところがある(特に聖なる森)ので、高齢者や足の悪い方と一緒の場合には注意した方がよいと思う。
ちなみに、駐車場から入場口までも階段がある。
夕刻には、こんなイルミネーションが。「HANAあかり」の一部だろうか。
暖かくなって、ガーデンエリアの花が楽しめるようになる頃、また来てみようかな。
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