女子栄養大学(来年度から共学化し、日本栄養大学に名称変更予定)から、新刊が出たというので買ってみた。
荻野 恭子著:「生涯現役! 引き算レシピ」。
Amazonの案内文には、こう書かれている(強調は筆者):
”(前略)健康長寿の最高の秘訣は「自分のごはんを自分で作ること」と考える荻野恭子さん。料理を作るためにはその準備段階からたくさん脳を使い、手先を使います。(略)そこで、これからのシニアが無理なく料理を続けやすいように、材料と手間のそぎ落としを大研究。
和洋中の定番のメーンのおかずから副菜、汁物まで、手ごろな価格の3つの主材料を使って、3ステップで作れるレシピをご紹介します。調味料も最小限。酒やみりん、スープの素なども使わない”引き算レシピ”です。”(以上引用)
帯のコピーには、
「料理は脳を刺激します。 香川靖雄 92歳、現役栄養学者 女子栄養大学副学長」
とある。説得力はんぱない。
ということで早速ぱらぱらと読んでみると、
なるほど。
「準備する材料は 3つだけ
3ステップで作れます」
ということで、
いわゆる定番のおかずが、たしかに材料3品・最小限の調味料・3ステップ(に分けて書かれている)で作れるように、大きな文字と写真でレシピが紹介されている。
「ポリ袋に入れてもみもみするだけ」の副菜もたくさん。
あとがきに"苦戦した"と書かれているように、限られた材料と簡単ステップで味を決めていくには幾多の試作があり、こうして納得できる形にまとめるまで相当大変だったのだろうなと思える。
でも、これからますます高齢化する社会にとって、ありがたい本だと思う。
料理苦手な私(多分まだこの本のターゲット読者の年齢層より若い)でも、
「これなら私でもできそう!!」と思えたし、
定年になったり一人になったり時間ができたりして、今までやってこなかったけどこれから料理をしてみようという方々にぴったりなのではないか。これを一つずつこなしていくサークルとかできそう。栄大らしく、最後に栄養成分値一覧も掲載されている。
あとは買い物と後片付けが、負担なくできると良いですね。
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