2022年11月2日水曜日

ふるさと納税

新潟県十日町市のふるさと納税の返礼品、トイレットペーパーが届いた。

私自身は、新潟県や十日町とゆかりがあるわけではないのだが、

このトイレットペーパーは、障がい者の方々の仕事として、福祉作業所で製造加工されているものなのである。


トイレットペーパーには、障がい者の方の手描きイラストの入ったはがきと、福祉作業所を設立したNPO法人あんしんのパンフレットが同根されていた。

会長の樋口氏は、娘さんが事故で障がい者となり、養護学校卒業後に行き場がなくなったことから福祉の世界に入り、NPO法人の設立に奔走したそうだ。その途上には、軌道に乗りかけたところで中越大震災が起こって工場が大規模半壊するなど、大変な苦労があったとのこと。しかし、大震災での存亡の危機が報道されたことで支援の輪が広がり、製紙メーカーからトイレットペーパー製造機の無償での提供もあり、障がい者を継続して雇用できる体制ができていったということである。

この作業所では、「どんなに障害が重くても」仕事ができるように、「トイレットペーパーを右から左に渡すだけの仕事」とか「包装完成へ最後の『指ひと押し』」をするだけの仕事も作ったのだそうだ。

今回私は、「ふるさと納税」で、定期的にトイレットペーパーが送られてくるコースを選んだ。そうすれば、障がい者の方の定期的な勤労収入を少しでも支えることができるかなと思ったからだ。

↓そしてこういうホルダーを使って、ティッシュペーパーの代わりに無駄なくトイレットペーパーを使うのである。

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