健診施設に勤めていると、いろいろ見えてくることがあります。
若々しいオーラを放ちながら(?)健診を受けにみえる20代から30代。
タバコを吸っていようが毎日飲酒していようが、今のところそんなに悪いデータにはなっておらず、「異常なし」の結果に「当然!」という表情。
(そのタバコ、やめておかないと数十年後にとても苦しい思いをすることになりますよ・・・)
40代くらいの多忙な世代は、血圧や血糖、中性脂肪など、どこか一つ二つひっかかったりするのだけれども、
「いや、ガンマGTPは前はもっと高かったから別にこれくらい」
「血圧は、特に測ったりしていません」
などと、わりとスルー。
そして翌年、また同じような検査結果が出ることに(数年前と比べると、少し悪くなってきていますよ・・・ということも)。
でも、「前の健診で少し結果が気になったから頑張って運動しました」と、データが良くなっている方もおられて、素晴らしい。
仕事でどうしても、いわゆるお付き合いをしなければならない人たちはお気の毒。
でも、今は飲酒を強要する(される)時代ではなくなっているはず。ノンアルコールのドリンクやカクテルもおいしいですよ。
タバコに関しては、それこそ自分の意思があれば止められるのではないかなあ・・・と思うのですが、なかなかそうでもないようで、健診の日(飲食禁止)なのに朝からものすごくタバコくさい方もおられます(ご本人は気づいていないのかな・・)。
苦しくなったり病気が見つかったりしてから禁煙するのでは遅いので、ぜひ皆様禁煙して下さい。
でも、
それでも毎年、あるいは数年おきに健診や人間ドックを受けに来られる方は、そこで何らかの気づきを得る機会があるので、それはとても貴重なことだと思うのです。
健診を受けず、医療機関を受診する機会もないままに、定年や高齢期を迎えてしまうと、そこで初めて何か異常に気づいたときのリカバリーが容易ではないことがあるので。
ここ数年は、コロナ禍のために健康診断を受けていなかったという方も多いようです。
でも、これからの自分や家族のために、まずは身体のチェックとメンテナンスが大切です。
手前味噌ではありますが、人間ドックというのも、お金はかかりますが、通常の健診ではなかなかできない多くの項目を一度に効率的に検査できるので、その費用は健康管理のための「内容と時間」に見合うのではないかなと思います。
さてコロナ後に活動をリスタート!というこの時期、そういえば前にいつ健診を受けたっけ?と、ちょっと思い出してみると良いかもしれません。
ぜひ、健康診断をうまく役立てて下さいね。
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