このところいろいろ重なってめちゃくちゃ忙しかった。
週末、なんとか少し一息ついたのだが(とか言いながらコロナワクチン7回目を接種しに行ったりしていたが)、
先日、産業医の衛生講話で「アサーション」についてのお話をしたので、その時に作ったハンドアウトから抜粋して、ちょっとしたキースライド(?)的なものを作ってみた。
ちなみにこのスライドデザインはPowerPointの自動デザインである。
アサーション、もしくはアサーティブ・コミュニケーションとは、相手の立場や意見も尊重しながら、自分の言いたいことを言えるコミュニケーション。
そんなの当たり前では?
と言われるかもだけど、実はこれが簡単ではないことが結構ある。
「あの本、貸したんだけど返ってこない・・でもあの人怖いから、どうしよう・・」とか
「仕事を頼まれたけど、今、私の方も忙しいので困った・・」とか
どういうふうに話したらいいのか困る場面って、誰でも心当たりがありそう。
そういう時に、どういうふうにコミュニケーションを取るか。
それを考えるのが、アサーションのスキルなのである。
ひとのコミュニケーションのスタイルには3つあると言われていて、
・相手を尊重せず、強く自己主張するタイプ・・アグレッシブ(攻撃的)
・なかなか相手にものが言えず、自分を抑えて相手に合わせてしまい、不満がたまって
しまうタイプ・・・ノンアサーティブ(非主張的)
上記2つは、コミュニケーションを取る場面で、双方のストレスがたまりそうである。
それに対して、
・自分も相手も尊重し、気持ちを正直に表現しながらコミュニケーションがとれるタイプ・・アサーティブ
実際のアサーションスキルのトレーニングについてはいろいろな心理学系の文献などで紹介されているので詳細は省くけれど、
今回、いくつかの資料に当たる中で、誰でも、まず「アサーティブコミュニケーション」についておおまかに知りたい場合に読みやすく、わかりやすいと思った一冊が
戸田久美著「アサーティブ・コミュニケーション」(日経文庫,2022)。
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