2025年3月23日日曜日

ラムセス大王展

豊洲で開催されている、ラムセス大王展 に行ってきた。

公式サイトには、こうある↓

エジプト史上「最も偉大な王」と称されるラムセス大王(ラムセス2世)とその時代にまつわるエジプトの至宝180点を展示するラムセス・ミュージアム。

本展はエジプト政府公認の展覧会。古代エジプト展として最⼤級の 展覧会であり、3000年以上前の古代エジプトのアーティファクツ・芸術品を、最⾼の状態に管理・保存しているエジプト考古最⾼評議会特別⽀援のもと180点展⽰します。(以上引用)

ということで、
初心者、というか古代エジプト素人である私でも、

ラムセス2世・・・・最強のファラオ、アブシンベル神殿を作った大王!!これは観ておかねば!!!

という気持ちになったのである。

(なお、さすがに古代エジプト素人としては少し予習をしてから行ったので、機会をみて予習に使った本などをご紹介できればと思っている)


入場すると、「ラムセス2世の巨像の頭部」がお出迎え。この像がエジプト国外で展示されるのは、この巡回展が初めてなのだそうだ。白冠をかぶっている。


会場内の展示空間は広く、入場も日時予約制であるためか、さほど混んでいるとか観づらいという感じはせず、わりとゆっくり観て回れる。

個人的には、ところどころにあるいわゆる「再現映像」がとても興味深かった。
あの神殿、当時はこんな風景(と思われる)だったのか〜!!!と感動したり。ラムセス2世、30代の頃はこんな顔立ちだった(らしい)のか〜!! とか。

これ↓↓はオストラコンの一つ。
当時の人々が落書き(?)したりゲームしたり、上司の悪口(?)を書いたりしていた跡である。人間いつの時代も変わらない。SNSは消えるかもしれないが石に描いたものは消えない、多分。



そしてこれが一番の見どころ、

ラムセス2世の棺!!!!

美しいレバノン杉、精巧な彫刻、

とても3000年前に作られたものとは思えないが、これを目の当たりにすることができることは得難い機会。

この中で、大王(のミイラ)は眠っていたのかと・・・・



写真ではとてもその印象は表現できないので、ぜひ実物を目にしてみてください。

最後の物販コーナーの横にはVR体験がある。
少し並んだけれど、これにも参加してきた。
SNSでは、「少し酔った」とか「ホラーっぽい」とか書かれていたりしたので、ホラーが苦手というか嫌いで、日頃から繊細※な私(※個人の見解です)はちょっと心配していたのだけれども、


いや全然大丈夫でしたよ!! 安心してください、吐いてませんよ!!

VRでは、ラムセス2世の妻、ネフェルタリ(現在ではネフェルトイリのほうが正しいのではと言われているとも聞くがどうなのか?)が、我々をアブシンベル神殿と王妃の墓へと案内してくれるのである。

椅子に深く座り、VRゴーグルとヘッドフォンを装着すると、旅が始まる。

ちょっと日本語が訛っている王妃が、優しく我々を神殿内部へと連れて行ってくれる。

「え? いいんですか入っちゃって? すみませんお邪魔しまーす」

と言いたくなる(いや言わなかったけども)。

途中、少し椅子が動いたり、何か怖いもの(?)がちょっと見えたりするが、特に問題ない(と思う)。
少なくとも私は、「エジプトの神殿に行ってきた!」という謎の満足感(?)で体験を終えた。

そしてコンセプトカフェへ。
これは、「エジプシャンサンド ピタパンケバブ」。



ということで、

全体を通してややお値段は張る展覧会だが、エジプトからこれだけのものを梱包し、輸送して展示するとなればそうなるだろうなということだ(個人的にはショップでお土産を買うのを今回は控えたのだったが、もう少し散財してもよかったかと)。
楽しかった。

エジプトに行ってみたくなった。いつか訪れてみようと思う。


 

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