多摩美出身のアーティスト、藤生百音さんが描く鳥たちは、やさしい。
なにか、空気のなかからふわりと生まれてきて、
そんな藤生さんの作品展が高島屋で開催されていると知り、行ってみた。
「今展では、命のながれ、食べるものと食べられるもの、与え、与えられることをテーマに描き出した絵画作品を展観いたします。」(日本橋高島屋HPより引用)
高島屋美術画廊のWALL NEXTは、「これからのアーティスト」を取り上げる企画コーナー。
そこに、鳥たちは並んでいた。

小さな企画ではあるが、思わず足を止めてしまうかわいさ。
とは言え、思えば不思議な図面ではある。
鳥の「おなか」に魚がいたり、魚が「飛んで」いたり。
そこに、この作家のテーマである「生命の循環」があり、作者のまなざしがある。
岩絵具の粒子感が、いきものたちを繊細に、しかし温かいいきものとして描きだしている。
この区画は撮影不可とは表示されていなかったのだけれども、なんとなく絵は撮れなかったので、案内ハガキを。

今日の時点で、ほとんどが売約済みだった。
高島屋本館の美術画廊で3月3日まで。
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