仕事で移動中、用事があって中央林間駅近くの東急スクエアに初めて立ち寄った。
ちょうどお昼時であったので、このへんでランチを・・と思っていたところ、建物内に星乃珈琲店があるらしいことに気づいたので上の階へ。
すると、
なんとそこは、中央林間図書館とコラボ(?)した星乃珈琲店であった!!
お一人様用のカウンター席がいい感じに多く配列されているのであるが、
着席してみると、
なんと目の前に、カフェに合うもろもろの本たちが!!
本と珈琲。
もうこれは幸せな時間帯である。
それぞれの座席の前には、図書館所蔵のさまざまな書籍が少しずつ並んでいるのであるが、
今回、私の目の前にあったレパートリーの中で気になったのは、
「世界の美しいモスク」という大型本。
珈琲「織姫ブレンド」を味わいながら、早速手を伸ばしてぱらぱらとめくってみる。
この本の「文・監修」は、イスラム建築研究家のの深見奈緒子さん。
モスクやイスラムの聖域には男性しか入れない場所が多いはずだけどどうやって・・・と思ったら、やはり写真自体は各地の写真家が撮影したものをまとめたようで、巻末に写真のクレジット一覧が記載されていた。
もちろんメッカやメディアを初めとした中東を中心に、アフリカ、中央アジア、東南アジア、ヨーロッパ、そして日本の東京ジャーミーも含む各地の、繊細で美しいモスク建築が、絶妙なカメラワークで、その土地その土地の風土の雰囲気とともにおさめられている。
タージマハールの白々とした優美さ。
コルドバのメスキータの、風のわたるような二重構造のアーチ。
そしていつも車窓から見慣れている東京のモスク・・などなど、
連続する幾何学模様、からみあうアラベスクとカリグラフィー、そして鮮烈な空の青や大地の色など、建築に詳しくなくても、眺めているだけで旅情にひたれ、どこからかアザーンが聞こえてくるようである。
このあと仕事でなければ、織姫コーヒーをおかわりして読んでいたかったな。
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