飛行機の旅の楽しみの一つとして、機内食というものがある。
いや、あった、になりつつあるのかもしれない。
少し前に、機内食に関わるこんなニュースがあった。
JAL・ANA「機内食不要」サービス広がる 上級会員は今や空港ラウンジで食事、エコノミーはメニュー期待できない現実 今後どうなるのか (Yahoo!ニュース,2023.4.17)
機内食が不要という乗客は食事をスキップできる、というサービスの話題である。
「機内食不要」または「軽い食事のみ」というオプションが選べるようになったのだという。
いやもうここ数年、国際線に乗ることがなかったのでそういうサービスができたことを知らなかったのであるが、
まあ確かに、あんまり食べなくていいなあという気分や体調のこともあると言えばあるので、選べるようになったのは乗客(の一部)にとって便利なことなのだろう、と思う。
記事にあるような、いつもラウンジで食事を食べてから搭乗できるような「航空会社の上級会員」では私はもちろんないわけであるが、そういう場合もあるのだろうな。
とは言え、長時間の国際線搭乗中に、
温かいものを、ふたを開けてわあっ💛と思いながら食べる楽しみ、
あるいは決まった時間の食事提供や飲食によって変化する生体のリズム、
というものがなくなったとしたら、どうなんだろう。
ていうか、搭乗前には機内食スキップを選択していたとしても、やっぱりお腹空いた・・となったり、長時間の空腹で低血糖になったり疲労してイライラしたりはしないだろうか。
(ヤフコメを見ると、単に航空会社の経費節減だ騙されるな、などと言っている人たちもわりといるようだ)
まあやっぱり私はスキップはしないだろうな。
・・・などとつらつら思いながら見ていたところ、
たまたま、最近の機内食について紹介している、九州大学図書館のHPを見つけた。
食卓の上の多様性: 特別機内食の世界 [九州大学附属図書館]
これはなかなか面白い。
機内食、今はこんなにバラエティ豊かになっているのだな。
個人的にはだいぶ前に「低脂肪ミール」を頼んでみたことがあり、なかなか良いなと思って次の機会に別のエアラインでまた低脂肪ミールを頼んだら、今度は味がいまいちだった・・ということもあった。まあそれは健康上の理由、というか単に趣味(?)でのチョイスだったのであるが、宗教上、食べてよいもの・食べられないものが厳密に定まっている場合には、機内食を作る側、提供する側も細かい配慮が必要で、材料の選択や調達からしてかなりの工程になりそうである。
ということで、ANAの特別機内食の動画3本をご紹介。
Bon voyage et bon appétit!
いつだったか、管理栄養士の先生のご紹介で、ANAのケータリング(機内食)に関わっている管理栄養士の方のご講演を拝聴して、とても面白かった。あれからコロナ禍を経て、機内食の世界も変わっているのであろうから、またいつか、お話を伺ってみたいと思っている。
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