今日は、午前中は内科医、午後は産業医として仕事をし、さらに夜は産業医研修会で、それぞれに電車移動を伴う、わりとハードな日であった。ていうか、私のリュック、重すぎ。何を運んでいるのか>自分。
産業医研修会では、休職する労働者の方に、休みに入る時に「復職へのステップ」(どういう状態になったら復職を考え始めるのかのタイミング)について話しておく、または書いてお渡ししておき、調子が良くなったら読んでいただいたりするのが良い、と言う話を伺った。同様の内容は以前に聞いた別の産業医研修会でも取り上げられており、改めて確認した感じであるが、今日伺ったやり方も今後参考にしたいと思った。
私は本業を他に持つ嘱託産業医で、他の多くの嘱託産業医の先生方と同様、基本的に産業医業務は一人で行なっている。産業医としては初心者に近いと言っても言い過ぎではないと思うが、一方で、伺っている事業所の方々にとってはプロフェッショナルとしての対応が求められるので、なんとかそのギャップを埋めるべく、日々勉強をしなければならない。そして研修会などに出ると、産業医を専門でやっていらっしゃる先生方の豊富なご経験にうならされ、自分の至らなさ、不足しているところを気付かされてややしょんぼりしつつ、得た知識を消化して次の業務に向かっていかなければならない。
今日もバリキャリ産業医の講師のお話を聞きながら、ああ、あの時はこうすれば良かった…と自分の仕事をふりかえっては反省などして、
研修会が終わり、さすがに疲れたなと思いながら会場を出てとぼとぼ歩いていたら、
東京タワーが目に入った。
終わったら早く帰ろうと思っていたのに、そして東京タワーを見るのは東京にいればそう珍しくもないことなのに、
なぜか今日は、この光り輝く東京タワーに近づいてみたくなり、慶應の前あたりまで急いで歩いて行って、スマホで写真を撮った。
昭和の世代、東京生まれ東京(の西側)育ちの私には、やはりスカイツリーより東京タワーに親しみがあるのである。いや東京スカイツリーから東京を眺めるのも素晴らしいのだが、なにせやはり歴史が、というか一緒に過ごしてきた時間が違うのだ。昔、みんなで東京タワーの階段を昇ったよなあとか。
なんだろう、なんとなく、いつもそこにいる東京タワーが、こちらを見ていてくれるような気もするのだ。
煌めく東京の夜ではあるが、「東京の夜景は誰かの残業で作られている」という至言を思い出した。
コロナ禍、経済的に厳しい日々の中、働いている方々が長時間勤務や高ストレスになっていませんように。
今日もお疲れ様でした。
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